「ゲーム」問題な日本語・漢字の読み方・ことわざ・慣用句の読み方(1)
正しい読み方はどっち?
1、時は【金】なり
選択肢:
A かね
B きん
正解:
かね
ポイント:
「時は金(かね)なり」は、時間は貴重なものであるから浪費してはならないという意味。西洋のことわざTime is money.の訳語。
2、笑う【門】には福来たる
選択肢:
A かど
B もん
正解:
かど
ポイント:
「笑う門(かど)には福来たる」は、いつもにこにこと笑って暮らす人の家には自然に幸運がめぐってくる、という意味。「門」は、家・家族の意。
3、飛んで火に【入る】夏の虫
選択肢:
A いる
B はいる
正解:
いる
ポイント:
「飛んで火に入(い)る夏の虫」は、自分から進んで災禍に身を投じることのたとえ。夏の夜、灯火を目がけて飛んでくる羽虫がその火に焼かれて死ぬ意から。
4、一か【八】かの大勝負
選択肢:
A はち
B ばち
正解:
ばち
ポイント:
「一か八(ばち)か」は、運を天に任せてやってみること。博打(ばくち)で、一か罰(ばち)かの意とも、「丁半」の字の上部をとったものという。
5、【七転び】八起
選択肢:
A しちころび
B ななころび
正解:
ななころび
ポイント:
「七転(ななころ)び八起き」は、多くの失敗にもめげず、そのたびに勇をふるって立ち上げること。「七転八起(しちてんはっき)」ともいうが、「しちころび」とは読まない。
6、努力家として【一目】置かれている
選択肢:
A ひとめ
B いちもく
正解:
いちもく
ポイント:
「一目(いちもく)置く」は、自分よりすぐれている人に敬意を払うという意味。囲碁で、弱い方が先に一つ石を置いて打ち始めることからいう。
7、【下】にも置かないもてなし
選択肢:
A した
B しも
正解:
した
ポイント:
「下(した)にも置かない」は、丁重なもてなしをいう。「下座(しもざ)」につかせないという意味だが、「下(しも)にも置かない」は誤り。
8、何(なん)の【気】なしに話す
選択肢:
A き
B け
正解:
き
ポイント:
「何の気(き)なしに」は取り立ててそうするつもりもなく、なにげなくという意味。「何の」は、「それはどの」の意。
9、世間話で【間】持たせる
選択肢:
A あいだ
B ま
正解:
ま
ポイント:
「間(ま)を持たせる」は、あいた時間をうまくとりつくろうという意味。「間」は、時間の空白の意。
10、【開いた】口がふさがらない
選択肢:
A あいた
B ひらいた
正解:
あいた
ポイント:
「開(あ)いた口がふさがない」は、あきれてものが言えないという意味。驚きあきれると、ぼかんと口を開いたまま一言も発しなくなることからいう。