「ゲーム」問題な日本語・漢字の読み方・ことわざ・慣用句の読み方(3)
正しい読み方はどっち?
1、一寸の虫にも【五分】の魂
選択肢:
A ごぶ
B ごぶん
正解:
ごぶ
ポイント:
「一寸(いっすん)の虫にも五分(ごぶ)の魂(たましい)」は、どんなに小さく弱いものにも相応の意地があるのだから侮(あなど)ってはならないという意味。一寸ほどの虫も五分(=一寸の半分)という大きな魂を持っているということ。
2、【上手】の手から水が漏(も)れる
選択肢:
A うわて
B じょうず
正解:
じょうず
ポイント:
「上手(じょうず)の手から水が漏れる」は、どんな名人上手といわれる人でも失敗することはあるというたとえ。「上手」は、物事をする技術がすぐれている人。
3、けんかに油を【注ぐ】
選択肢:
A つぐ
B そそぐ
正解:
そそぐ
ポイント:
「油をそそぐ」は、勢いなどをさらに強くさせるという意味。「油をつぐ」では、「注油」の意にしかならない。
4、目の【敵】にする
選択肢:
A かたき
B てき
正解:
かたき
ポイント:
「目の敵(かたき)にする」は、何かにつけて敵視するという意味。恨みがあって、機械があったら滅ぼしたいと考えている相手。
5、【罪】がない寝顔
選択肢:
A ざい
B つみ
正解:
つみ
ポイント:
「罪(つみ)がない」、無邪気である、また、けがれがないという意味。何の下心もないことをいう。
6、【清水】の舞台(ぶたい)から飛び降りる
選択肢:
A しみず
B きよみず
正解:
きよみず
ポイント:
「清水(きよみず)の舞台から飛び降りる」は、思い切って大きな決断をすることのたとえ。「清水の舞台」は、京都の清水寺本堂の舞台。切り立った崖(がけ)の上に掛け渡してある。
7、堂に【入った】名調子
選択肢:
A いった
B はいった
正解:
いった
ポイント:
「堂に入(い)る」は、学問・技芸が深奥を究めている。また、物事に習熟しているという意味。階段をのぼって堂に入り。さらに奥の部屋へ至る入り、さらに奥の部屋へ至る意の「堂に升(のぼ)り室に入る」から。
8、胸に【一物】ある人
選択肢:
A いちぶつ
B いちもつ
正解:
いちもつ
ポイント:
「胸に一物(いちもつ)」は、口には出さないが心の中にたくらみを持つこと。「一物」は、心中に秘めた(悪い)考え。
9、忠告を耳に【留める】
選択肢:
A とめる
B とどめる
正解:
とめる
ポイント:
「耳に留(と)める」は、注意して聞く、また、聞いて記憶にとどめるという意味。「留める」は、印象づけてあとに残す意。
10、【紅】一点の存在
選択肢:
A べに
B こう
正解:
こう
ポイント:
「紅一点(こういってん)」は、多くの平凡なもののなかに一つだけすぐれたものが存在すること。また、多くの男性の中に一人だけ女性がいること。